Rollei Black & White Film

--

 

INFRARED Photo

フィルムベース:
 送りが正確で引き裂きを防止する透明ポリ
 エステル材料を使用
 35mmフィルム、ロールフィルム、
 シートフィルム:100μm
フィルムレイヤー:
 乳剤側:
  保護レイヤー+乳剤層
  +100μmのポリエステルベース
 裏側:
  ノンカーリングコート
感度:
 ISO 400/27°
レイヤー厚:
 レイヤー:7.5μm
 35mmフィルム、ロールフィルム:100μm
 シートフィルム:100μm
解像力:
 160/mm
相反則不軌:
 露出時間(秒):1/10,000 1/2
 露出補正(ステップ):N/A
 現像時間補正:N/A

 

 

INFRARED

Rollei INFRARED820nmまで対応する特殊赤外フィルムです。フィルタなしでISO 400までの高感度に対応し、160/mmという高解像度で優れた諧調特性をもっています。オーバー気味に露出すると特殊オーラ効果が得られます。

Rollei INFRAREDはクリエイティブで実験的な描写や科学的撮影用途などに適しています。特殊赤外フィルターを併用すると完璧な露出を得て独特の諧調をもった写真を撮ることができます。

特性と用途

--

●特殊赤外感度を持たせたハイスピードパンクロ・モノクロフィルム材料を使用
●大きなラチチュードとあらゆる照明条件や気象条件下での使用に適した露出対応度
●カメラのフィルム給送機能を向上させる特殊コート
●デイライトとタングステン照明の両条件に対応
●ポリエステル・ベース・サポートが最高度の画像保存安定性を保証
●超微粒子とシャープネスという特性に加えてコントラスト性能が高く、高画質のネガに最適の特性を発揮
●高画質のネガに必須の要件となる優れた解像力とファイングレイン(超微粒子)、シャープネス特性
●デジタル写真のスキャニングに特に最適
●オーバー露光すると特殊ハレーション効果を楽しめる(オーラ効果)

 

 

■インフラレッドフィルム比較テスト

 

項 目

ROLLEI INFRARED IR400

EFKE IR820

粒子(グレイン)

極めて細かい

Moderate

コントラスト

Soft

シャープネス

Average

赤外感度

良好

Strong

デイライト装填

No

解像

160 L/mm

110 L/mm

IRISO/ASA

25

25

相対

SFX 200, コニカIR

Kodak HIE

優位点

●微粒子性、コントラスト、シャープネスの点ではるかに優れる
●クリヤーなポリエステルベースはアーカイブとスキャンに最適
●フィルター無しでの優れたISO 400フィルム、同じロールでノーマルとIRの撮影に適する
IR効果がマイルドなので効果的
●高い温度での機械処理に耐える(40℃)
●類を見ない品質管理とロットの一貫性
●デイライト装填が容易、ダークバッグ不要

●標準的赤フィルターで赤外効果を容易に得ることが可能
●粒状性と低コントラストで夢の中のような風合い画質を創り出すことも可能

弱点

IR効果のためには濃赤か赤外フィルターが必要
IRレベルが極めて低いときには効果が限定される
●リールが湿気を帯びているときはポリエステルベースが硬くなる可能性も

●カメラ(35mm)に装填するときに完全な暗所条件が必要
●ベースフォグと粒子により、スキャンが困難
●粒子が粗くてコントラストが不足
●乳剤は機械処理(25℃)には不向き
●ハイライトが容易に飛ぶ可能性も

 

Rollei_IR400作例

Efke_IR820作例

 

 

 

 

Rollei Infrared IR400 1/2 F16

[+]

 

Efke Infrared IR820 1/2 F16

[+]

 

 

 

 

 

評価と比較

レポート:Daryl Duckworth

 

Symmar S135mmF/16設定、Hoya R72フィルターを用いて一連の露出テストを実施した。

ACU-1 (1+5)を用いて12分で現像を行った。

1200dpiのディテールスキャンの結果で見ると、粒子と諧調再現性(トナリティ)の観点でRolleiの赤外フィルムの方がはるかに優れると判断した。

注:全てのテスト結果は独立したテスターから提供を受けたものである。
  スキャンや画像には手を加えていない。

 

Rollei Infrared IR400
Rollei 1200dpi

Efke Infrared IR820
Efke 1200dpi

 

Rollei IR400、標準ISO 400/ASAフィルムとしての使用テスト

 

Rollei Infrared IR400 フィルターなし
Rollei Infrared IR400
フィルターなし

Kodak Tri-X 400
Kodak Tri-X 400

Foma Fomapan 400
Foma Fomapan 400

 

◆技術データ:
3
種類とも、ISO 400, F/8, 1/250秒で適正露出を行った。ストリップフィルムの中央のコマが適正露出で、左2つは+1、+2のオーバー、右2つは−1、−2のアンダー露出である。

 

◆分析:
このテストは、非赤外撮影でのRollei IR400赤外フィルムの有効性をテストしたものである。IRフィルター無しで、Rollei IR400は広いラチチュードを示し、5段階にわたってプリント可能なネガを提供した。TriX400も同様に良好であったが、露出オーバーのネガの全体濃度(デンシテイー)はRollei IR400よりも高かった。Fomapan 4003種の中ではラチチュードが最も浅く、−2の露出アンダーではシャドーが浅く、露出オーバーの両ネガでは濃度が濃すぎた。

 

Rollei Infrared IR400 フィルターなし
Rollei Infrared IR400
フィルターなし

 

2900dpi 引伸ばし
2900dpi
引伸ばし

 

 

Kodak Tri-X 400
Kodak Tri-X 400

 

2900dpi 引伸ばし
2900dpi
引伸ばし

 

 

Foma Fomapan 400
Foma Fomapan 400

 

2900dpi 引伸ばし
2900dpi
引伸ばし

 

◆技術データ:
Agfa Rodinal 1+50
を使用して推奨時間で現像した。

◆分析:
Rollei IR400の粒子はTri-X 400Fomapan 400の粒子ほど目立たない。ハイライト部は明るくて際立ったレベルでデイテールを再現し、シャドー部は十分で優れた分離性を示している。中間トーンはTri-Xとの比較では僅かに圧縮されている。引き伸ばしで見ると、窓枠は最善のデイテールを再現し、本当の立体感を出している。レンガ構造に縦に下る2本の黒の筋のシャドー分離は3種類の中では最も明瞭である。

Kodak Tri-X 400はレンガ構造の描写で分かる通り、Rolleiフィルムよりも中間トーンのコントラストが優れる。しかしながら、ハイライト部はRolleiフィルムでのハイライト描写よりも塞がれてしまって、窓枠はグレーがかっている。全体のコントラストは良いが、ミッドトーンのレンガからの黒の鉄格子の分離はRollei IR400での描写より僅かに弱い。

Fomapan 400は他の2種類よりもコントラストが高く、シャドー部とハイライト部の両方に目立ったデイテール描写不足がある。窓枠の左セクションは分離が失われ、モールディングは明確でさえなくなっている。曇り日の明るい条件下での撮影であったが、このフィルムではコントラストの高い条件下で通常使用には向かない。中間トーンの分離はまあまあのところであるが、引き伸ばしのレンガ構造の描写からも分かる通り、シャドー部が潰れてしまっている。